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「サステナブル」について考える

「サステナブル」について考える

瀬戸内暮らしのノート

こんにちは、SELECT SHOP ROOTS135°です。

突然ですが、皆さんは現在の世界の人口を問われてすぐに答えられますか?
また、10年前の2010年は?
 
スッと正解が答えられた方、素晴らしいです。
私はと言うと、「確か今は75億人くらいだったっけ??10年前?70億人くらい??」といった感じで、正確には分かりませんでした。
 
では、答え合わせです。

2020年現在の世界の人口は、約77億9500万人。
前年から8000万人増加しています。

10年前の2010年は、約68億9600万人でした。
何と、この10年で約9億人も増加しているのです。

主に増加しているのは、発展途上国です。
今のペースで増加していくと、2050年には世界の人口は100億人を超えるという予測もあります。

日本は人口の減少が問題となっている国なので、肌感としてこの状況を感じにくいのかもしれません。
しかし、世界では急激な人口増加によって、エネルギー資源の枯渇や環境破壊などの問題が急速に進んでいます。

人類が豊かに生存し続けるための基盤である地球環境は確実に限界に向かっています。
これまでの消費型社会・経済の論理では地球はもたなくなると考えられているのです。
 
今回のスタッフルームは、私たちSELECT SHOP ROOTS135°が考える「サステナブル」について。
「サステナブル」「SDGs」という言葉、最近耳にすることが多くなっていませんか。
 
私たちも「持続可能な(サステナブル)社会」の実現に寄与したい、
という想いで「スローライフプロダクツ」の販売を心掛けています。 

まだまだ小さな存在の私たちですが、「サステナブル」や「SDGs」について、
入門的な知識や私たちなりの考えや取組みを少し綴らせて頂きます。

最後まで、お付き合い頂けたら幸いです。
 


■目次■
・「サステナブル」とは?
・「SDGs」世界を変えるための17の目標
・目標12「つくる責任 つかう責任」
・持続可能な消費と生産のために、私たちができることは?
・最後に
 

 
-「サステナブル」とは-
 
最近よく見聞きするサステナブル(Sustainable)という言葉。

どのような意味を持つかというと、sustain(持続する)とable(〜できる)からなる言葉で、
「持続可能な」「ずっと続けていける」という意味があります。
 
現在、世界の人たちが共通の目標として取り組み始めているのが「サステナブル(Sustainable)」な社会の実現です。

今、世界が目指すべき「サステナブル(Sustainable)な社会」とは、「持続可能な社会」を意味します。
それは、地球の環境を壊さず、資源も使いすぎず、未来の世代も美しい地球で平和に豊かに、
ずっと生活をし続けていける社会のことです。

世界中の人々がともに立ち上がり、力を合わせて模索を始めたところなのです。

 
 
-「SDGs」世界を変えるための17の目標-
 
「SDGs」という言葉もここ1~2年で耳にする、目にする機会が一気に増えました。

SDGs(エス・ディー・ジーズ)とは、
「Sustainable Development Goals」の略称であり、「持続可能な開発目標」のことです。

2015年9月の国連サミットで193の国の首脳の参加のもと、
全会一致で採択された「持続可能な開発のための2030アジェンダ」に掲げられました。

17のゴール・169のターゲットから構成され、貧困や飢餓から環境問題、経済成長やジェンダーまで、
幅広いさまざまな課題が網羅されています。

豊かさを追求しながらも地球環境を守り、「地球上の誰一人として取り残さない(leave no one behind)こと」を強調し、
2016年から2030年までの15年間に達成することを目標としています。

SDGsが採択された背景には、
1970年代からずっと続いている地球資源の枯渇や環境問題への危機意識が根底にあります。

「持続可能性」の考え方は、1980年代に登場しました。
そこから、1992年の「地球サミット(リオサミット)」が、「持続可能性」の考え方を世界的に普及するきっかけとなりました。

2000年以降、「持続可能性」への危機感はさらに高まっていくことになります。

2000年の国連ミレニアムサミットでは、
SDGsの前身であるMDGs(Millennium Development Goals 「ミレニアム開発目標」)が採択されました。

MDGsは主に途上国の社会開発を目標としており、
飢餓人口の割合が半減するなど国際社会の協力によって一定の成果を達成しました。

そして2015年、MDGsの後継として、
2030年までに達成すべき「持続可能な開発目標」である「SDGs」が誕生したのです。

MDGsが貧困などの限定された社会課題を対象としていたのに対し、
MDGsを発展させたSDGsでは先進国も含むすべての国の気候変動、
人権、経済成長など、より広範な課題の解決を対象としているのが大きな特徴です。

世界中での危機感から各国が動き、採択へ結びつきました。
 
SDGsには17の目標があり、世界のあらゆる人がそれぞれの立場から目標達成のために行動することが求められています。

 
瀬戸内暮らしのノート
 

目標1:
あらゆる場所で、あらゆる形態の貧困に終止符を打つ
 
目標2:
飢餓に終止符を打ち、食糧の安定確保と栄養状態の改善を達成するとともに、持続可能な農業を推進する
 
目標3:
あらゆる年齢のすべての人々の健康的な生活を確保し、福祉を推進する
 
目標4:
すべての人々に包摂的かつ公平で質の高い教育を提供し、生涯学習の機会を促進する
 
目標5:
ジェンダーの平等を達成し、すべての女性と女児のエンパワーメントを図る
 
目標6:
すべての人々に水と衛生へのアクセスと持続可能な管理を確保する
 
目標7:
すべての人々に手ごろで信頼でき、持続可能かつ近代的なエネルギーへのアクセスを確保する
 
目標8:
すべての人々のための持続的、包摂的かつ持続可能な経済成長、生産的な完全雇用およびディーセント・ワークを推進する
 
目標9:
レジリエントなインフラを整備し、包摂的で持続可能な産業化を推進するとともに、イノベーションの拡大を図る
 
目標10:
国内および国家間の不平等を是正する
 
目標11:
都市と人間の居住地を包摂的、安全、レジリエントかつ持続可能にする
 
目標12:
持続可能な消費と生産のパターンを確保する
 
目標13:
気候変動とその影響に立ち向かうため、緊急対策を取る
 
目標14:
海洋と海洋資源を持続可能な開発に向けて保全し、持続可能な形で利用する
 
目標15:
陸上生態系の保護、回復および持続可能な利用の推進、森林の持続可能な管理、
砂漠化への対処、土地劣化の阻止および逆転、ならびに生物多様性損失の阻止を図る
 
目標16:
持続可能な開発に向けて平和で包摂的な社会を推進し、すべての人々に司法へのアクセスを提供するとともに、
あらゆるレベルにおいて効果的で責任ある包摂的な制度を構築する
 
目標17:
持続可能な開発に向けて実施手段を強化し、グローバル・パートナーシップを活性化する
 
(出典:外務省公式サイト「SDGsとは?」)
https://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/oda/sdgs/about/index.html
 
(出典:国際連合広報センター公式サイト「2030アジェンダ」)
https://www.unic.or.jp/activities/economic_social_development/sustainable_development/2030agenda/
 


-目標12「つくる責任 つかう責任」-
 
SDGsの目標のひとつに、「つくる責任 つかう責任」という目標があります。

これは、持続可能な生産消費形態を確保することを目的としており、
少ない資源で良質でより多くのものを得られるように生産や消費ができる形態を求めています。

食品廃棄や有価物の投棄など資源の浪費が、持続的開発を阻む要因の1つであり、
この部分はモノを作り(作ってもらい)、販売し、お客様(ユーザー)に使って頂くことが生業の
私たちに大きく関わる部分だと考えています。


瀬戸内暮らしのノート
 
目標12には11項目の具体的なターゲットが設定されています(下記参照)。
 
12.1:
開発途上国の開発状況や能力を勘案しつつ、持続可能な消費と生産に関する 10 年計画枠組みを実施し、
先進国主導の下、全ての国々が対策を講じる。
 
12.2:
2030年までに天然資源の持続可能な管理及び効率的な利用を達成する。
 
12.3:
2030年までに小売・消費レベルにおける世界全体の一人当たりの食料の廃棄を半減させ、
収穫後損失などの生産・サプライチェーンにおける食品ロスを減少させる。
 
12.4:
2020年までに、合意された国際的な枠組みに従い、製品ライフサイクルを通じ、
環境上適正な化学物質や全ての廃棄物の管理を実現し、人の健康や環境への悪影響を最小化するため、
化学物質や廃棄物の大気、水、土壌への放出を大幅に削減する。
 
12.5:
2030年までに、廃棄物の発生防止、削減、再生利用及び再利用により、廃棄物の発生を大幅に削減する。
 
12.6:
特に大企業や多国籍企業などの企業に対し、持続可能な取り組みを導入し、
持続可能性に関する情報を定期報告に盛り込むよう奨励する。
 
12.7:
国内の政策や優先事項に従って持続可能な公共調達の慣行を促進する。
 
12.8:
2030年までに、人々があらゆる場所において、
持続可能な開発及び自然と調和したライフ スタイルに関する情報と意識を持つようにする。
 
12.a:
開発途上国に対し、より持続可能な消費・生産形態の促進のための科学的・技術的能力の強化を支援する。
 
12.b:
雇用創出、地方の文化振興・産品販促につながる持続可能な観光業に対して
持続可能な開発がもたらす影響を測定する手法を開発・導入する。
 
12.c:
開発途上国の特別なニーズや状況を十分考慮し、貧困層やコミュニティを保護する形で
開発に関する悪影響を最小限に留めつつ、税制改正や、有害な補助金が存在する場合は
その環境への影響を考慮してその段階的廃止などを通じ、各国の状況に応じて、
市場のひずみを除去することで、浪費的な消費を奨励する化石燃料に対する非効率な補助金を合理化する。
 
(出典:国際開発センター公式サイト)
https://www.idcj.jp/


 
-持続可能な消費と生産のために、私たちができることは?-
 
私たちの生活は多くの「モノ」に支えられています。

それは日常的に使用するものから、時々しか使わないものまで様々ですが、
どれも多種多様な原料を用いて作られています。

それらを作り使用するということは、消費されることで破棄されるものも出てきます。

適切に生産され、消費者(ユーザー)の元に届き、十分に使用された上での破棄であれば、
それは資源を有効に活用できたと見ることもできます。

しかし、生産工程において出てしまう余剰の材料や端材が使い道なく廃棄されること、
消費者が十分に使用しないまま廃棄してしまい、有効に利用できていないことも少なくありません。

このような資源の浪費は持続的な開発を阻むことにほかなりません。

何も気にせず、このまま大量の資源を浪費し続ければ、いつかは枯渇し、
今のようにものを作り、使用することができなくなる可能性があります。

資源には限りがあることを、私たちは、つい忘れてしまいがちです。

この「ものづくり」においての「つくる責任」や「つかう責任」は、産業界のみならず、
消費者も一緒になって取り組むべき問題です。

SELECT SHOP ROOTS135°には、つくる側(売る側)の責任があります。

地球環境への配慮から、有限である資源を利用していることを自覚し、
生産するプロセスでは廃棄物の発生は最小限に抑制できることが理想的です。

しかし、モノを作る上では、どうしても余剰の材料や端材が出てしまいます。

使い道がなければ、いずれ廃棄されてしまうこれらのものに、新たな希少価値を創出し、ご提案する。

これが、私たちが考える「サステナブル」であることです。

決して簡単なことではありませんが、
挑戦し続けていくことが社会を構成する一員である私たちの責任だと考えています。

一方で、資源を消費する側、つまり、つかう側の責任にも触れておきたいと思います。

モノとして提供された資源を最大限に活用することが望まれます。

手入れをしながら、永く、大事に使うことを意識する必要があります。

また、今注目されているのが、エシカル消費(倫理的消費)という考え方です。

エシカル消費は、簡単に言えば、
消費者が進んで環境や社会に配慮して生産された商品やサービスを購入することです。

それぞれが社会的課題や環境問題を考慮した消費活動を行い、
身近なことから始めやすい行動として注目されています。

消費者が積極的にそのような商品やサービスを利用するようにすれば、
社会・環境・人権などに配慮しない商品やサービスは売れなくなり、市場から退場していくことになります。

結果として、社会・環境・人権などに配慮した商品やサービスが市場に残るようになり、
世の中の生産と消費のパターンが変わっていくはずです。


 
-最後に-
 
瀬戸内暮らしのノート

私たちの取組のひとつの例として挙げた、余剰材料や端材の有効活用の他に、
サステナブル素材と称される天然素材を使用したモノをご提案することも意識して取り組んでいます。

例えばリネン。

リネンの原料植物のフラックス(亜麻)は、収穫の際に稲などと違って根っこから抜き取られ、
繊維から種、根にいたるまで一切捨てられることなく活用されます。

また、非常に生育の早い植物で、3月に種を撒いてから、約100日程度で収穫できます。

その間に大量のCO2を吸収するという研究結果が数多く上がっています。

さらにリネンは、あえて水を与えなくても雨と光があれば十分に育つエコな植物でもあります。

ちなみに、通常のコットンはTシャツ1枚生産するのに、約20Lの水が必要と言われています。

天然繊維の中では、リネンが最もサステナブルな素材と言えるでしょう。

今秋冬の「PRIVATE BRAND ROOTS135°」では、
リネンとウールの混紡素材で作られたベレー帽やキャップをご紹介しております。

来年の春夏もいくつかリネンの商品をご提案させて頂く予定です。

この他にも、「瀬戸内」の土地々々で採れた資源を有効活用した「ものづくり」をご紹介しています。

その土地で採れた資源を、その土地で暮らす人々が製品にして、
雇用と利益を生み、産業を循環させることも「持続可能な社会」です。

まだまだ、歩き出したばかりの私たちですが、「持続可能な(サステナブル)社会」の実現へ向けてできることを考え、
責任を果たすべくアクションを続けていきたいと思っています。
 
ご精読ありがとうございました。

2020-12-05 18:17:00

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