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陶器と磁器の違い

陶器と磁器の違い

瀬戸内暮らしのノート

こんにちは、店長の古沢です。

今回、「瀬戸内よいもの便り」でご紹介した砥部焼の窯元【遠藤窯】さんの作品、ご覧になっていただけましたでしょうか。

これまでの砥部焼の枠にとらわれない、伝統に新しい風を吹き込む自由な視点でものづくりをされています。

料理好きのご夫婦が創作する、盛り付けた料理が映えるフォトジェニックなうつわたちです。

ぜひ、チェックしてみて下さい!

私も【遠藤窯】さんのお取り扱いに際して、焼き物について初歩的なことを勉強し、いくらか知識が深まりました。

これからも興味を持って、学んでいきたいと思っています。

今回のスタッフルームは、基礎知識編ということで、「陶器」と「磁器」の違いについて綴りたいと思います。



■目次■

・焼き物の呼称
・陶器とは
・磁器とは
・陶器と磁器の見分け方



-焼き物の呼称-

最初に、陶器と磁器の違いを話す前に「焼き物」の呼び方について。

「焼き物」という呼び方以外にも、「陶磁器」「瀬戸物」などという呼称も聞いたことがあるのではないでしょうか。

これらは全て、陶器と磁器を総称しての呼称なのです。



-陶器とは-

瀬戸内暮らしのノート
(写真は益子焼のうつわ)



では、ここからが本題、陶器と磁器の違いについて。

陶器と磁器は原料や製造方法に違いがあるため見た目や性質も異なっており、比較的簡単に見分けることができます。

まず、焼き物は焼いて熱を加えることにより、原料の分子同士が結びつくことによって高度が出る、ということを覚えておいて下さい。

この変化を「焼締まり」と言います。

陶器は、主な原料に陶土(粘土)を使い、1100~1300度で焼いたもので、「土物」とも呼ばれます。

粘土は焼いても十分に焼きが締まらないために、磁器に比べて柔らかく吸水性があります。

通常は、光沢のある釉(うわぐすり)を施すため、水を通すことはありません。

また、陶器は熱しにくく冷めにくい(熱伝導率が低い)という特徴があります。

日本の有名な陶器には、美濃焼(岐阜県)、瀬戸焼(愛知県)、唐津焼(佐賀県・長崎県)、益子焼(栃木県)、信楽焼(滋賀県)、萩焼(山口県)、萬古焼(三重県)、備前焼(岡山県)などがあります。



-磁器とは-

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(写真は砥部焼のうつわ)

磁器は、主な原料に陶石を粉砕した石粉を使い、1300度程度で焼いたもので、「石物」とも呼ばれます。

焼きが締まってガラス化しているため、吸水性はほとんどなく、陶器に比べて硬度が高くなります。

また、磁器は熱しやすく冷めやすい(熱伝導率が高い)という特徴があります。

日本の有名な磁器には、砥部焼(愛媛県)、有田焼・伊万里焼(佐賀県)、九谷焼(石川県)などがあります。



-陶器と磁器の見分け方-

陶器と磁器は、色合いや透明度、叩いた時の音、重さなどで違いがあり、見分けることができます。

陶器よりも磁器の方が透明度が高いので、淡い色で透かして光を通さなければ「陶器」、白い色で光を通せば「磁器」。

また、叩いたときに、鈍い音がすれば「陶器」、金属的な高い音がすれば「磁器」。
これは、前述の「焼締まり」が陶器の方が弱く、磁器の方が強いためです。

厚手で重いものが「陶器」、薄手で軽いものが「磁器」。

一般的には、このように判断することができます。



瀬戸内暮らしのノート

今回は「陶器」と「磁器」の違いについて、簡単にまとめてみました。

知っているような気になっていて、実はよく分かっていないことというのは、意外とありますよね。

今後も取り扱う商品に関する、基礎知識や豆知識を定期的に更新していきたいと思っています。

ご精読ありがとうございました。

2020-08-19 13:05:44

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